【イスラム教の基本】六信五行とは?6つの信仰と5つの実践をわかりやすく解説

【イスラム入門】六信五行をわかりやすく解説! (5) (1)

アッサラーム アライクム(あなたに平安あれ)
こんにちは、日本人ムスリマのAyaです。

イスラム教って、一体「何を信じて」「何を実践する」宗教なの?

その答えの大きなヒントとなるのが、今回ご紹介する「六信五行(ろくしんごぎょう)」という、ムスリムの信仰の根幹です。

ちょっと漢字で見ると堅そうに感じるかもしれませんが、簡単にいうと、

  • ムスリムが心で「信じていること(六信)」
  • 実際に「行っていること(五行)」

という、信仰と日々の暮らしを支える2つの大きな柱

Aya

ひとつ一つの説明をわかりやすくしているので、全体像を掴んでもらえたら嬉しいです

それぞれの項目についても、少しずつ別の記事で深掘りしていく予定です。

「ムスリムってこういうことを信じているんだ」という、最初の“地図”として読んでもらえたら嬉しいです。

そもそもイスラムのイメージって…と不安な方は、まずはこちらの記事からどうぞ。

目次

イスラムの信仰は「心」と「行い」の二人三脚

イスラム教では、ただ「心の中で信じている」だけでは、信仰としては不十分とされています。

逆に、行動だけがあっても、それが誠実な意図でなければ、意味をなさないことも。

つまり、信仰とは、

信じること(内面)行うこと(外面)
この2つがそろって初めて、イスラム教が「生きた信仰」になる

という考え方なんです。

たとえるなら、それは両足で歩くようなもの

どちらか片方だけでは、信仰の道をまっすぐに進むことはできません。

ここまでのまとめ

  • 六信(ろくしん): ムスリムが心の中で信じている6つのこと。信仰の「内面」を支える土台です。
  • 五行(ごぎょう):  ムスリムが日々実践する5つの義務。信仰の「外面」を形にする柱です。

日本人からすると馴染みがない?でも、実は…

そもそも「信仰」って日本人にとってはあまり馴染みがないですよね。
自分とは遠い、別世界の話だと思ってしまうのも、無理はありません。

でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみると、
実は私たち日本人の心の中にも、そうした“種”のようなものが眠っていることにムスリムになってから気づきました。

たとえば、
「すべてのことには、きっと何か意味がある」

そんなふうに感じたことはありませんか?

Aya

わたしはムスリムになるずっと前から、この感覚を強く信じてました

これは「六信」のうちのひとつ、天命(カダル)にも通じる考え方です。

あとは、自分ではどうにもならないことが起こったとき、
つい口をついて出る「神様…!」という一言。

見えない大きな存在に助けを求める経験、誰しも人生一度はあるんじゃないでしょうか。

これは、イスラムで最も大切な信仰、唯一神アッラーへの思いと重なっています。

現代社会は、目まぐるしくて情報にあふれ、「目に見えないけれど、本当は大切なこと」を考える余裕を、つい後回しにしてしまいがち。

ちょっと立ち止まって考える時間も大事です

これからご紹介する「六信」という考え方が、ほんの少しだけでも立ち止まって、ご自身の心と向き合うきっかけになれたら嬉しいです!

 【六信】ムスリムは何を信じているの?

では早速、「六信」についてみていきましょう。

これはムスリムが心の中で信じている、6つの大切なこと。

どれも目には見えないけれど、信仰の根っことなる部分です。

① アッラー(神様)

この世界のすべてを創った、唯一の神がいる。
イスラムの中心にある、一番大切な信仰です。

▶︎ もっと詳しく

② 天使(マラーイカ)

神に仕え、私たちの行いを記録している、光から創られた存在。
人間には見えないけれど、神に仕えたり、私たちの行いを記録したりするいろんな役割の天使たちの存在を信じています。

▶︎ 天使について、もっと詳しく(記事準備中)

③ 啓典(クドゥブ)

神が人々を導くために与えた書物。
クルアーン(コーラン)をはじめ、ユダヤ教の「旧約聖書」やキリスト教の「新約聖書」もアッラー(神)からの啓示です。
ただ過去の経典については「人間が神の言葉を歪曲してしまった」と書かれています。

 もっと詳しく

④ 預言者(ルスル)

ノア、アブラハム、モーセ、イエス、ムハンマド(彼らに平安あれ)など、神の言葉を人々に伝えた預言者たち。
最後の預言者はムハンマドです。

 もっと詳しく

⑤ 来世(アーヒラ)

人生はこの世だけで終わりではなく、その先に天国・地獄・審判の日があること。

▶︎ 来世について、もっと詳しく(記事準備中)

⑥ 天命(カダル)

この世界のすべては神の定めの中にある、と信じながらも、自分の意志と努力を大切にすること。
偶然はなく、すべてに意味があると信じています。

▶︎ 天命について、もっと詳しく(記事準備中)

【五行】ムスリムは日々どんなことを実践しているの?

次に「五行」についてみていきましょう。

これは信仰を実際の行動で表すための、5つの大切な実践です。

私たちムスリムの日々の暮らしの中での信仰のかたちです。

① 信仰告白(シャハーダ)

「アッラーのほかに神はなく、ムハンマドはその使徒である」
この言葉を心から信じて、口に出して告白すること。
ムスリムになる第一歩です!

② 礼拝(サラー)

毎日5回、決まった時間にメッカの方向を向いて祈ること。
日々の生活のリズムの中に、神とのつながりを持ち続けるための行いです。
関連記事:【初心者向け】モスク訪問完全ガイド|世界共通マナーと日本の美しいモスク

③ 喜捨(ザカート)

年に一度、自分の財産の一部を、貧しい人や社会のために差し出すこと。
「持つ者が、持たざる者を助ける」という社会的な役割もあります。

④ 断食(サウム)

ラマダーン月には、日の出前から日没まで飲食を断ちます。
それによって欲を抑えたり、感謝や思いやりの心を育てたりする期間です。

関連記事:ラマダンとは?意味・目的から、準備・断食のルール、特別礼拝まで徹底解説!

⑤ 巡礼(ハッジ)

可能な人は一生に一度、聖地メッカへ巡礼することがすすめられています。
世界中のムスリムが一堂に会する、特別な体験です。

なんとなくハードル高そうに思いましたか?

わたしはムスリムになってからも、これ全部できる気がしない・・・と思っていました。

実際の話はこちらの記事(目次:一人ひとり違う道のりがある)でも触れていますが、信仰は人それぞれの歩みです。

Aya

今すぐ全部できることが重要ってことじゃなくて、日々努力をすること・前進することが大切です!

おわりに:「六信五行」は信仰の柱

ここまで、「六信五行」という、イスラムの信仰を支える2つの大きな柱について、その全体像をご紹介してきました。

  • 六信:心で信じること(目には見えない土台)
  • 五行:体で示すこと(見えるかたちの行い)

どちらかだけではなく、心と行動の両方を大切にするのがイスラムの信仰です。

少しでも「なるほど」と思っていただけたら嬉しいです。

それぞれの項目について、さらにくわしくご紹介していく記事も、ぜひのぞいてみてくださいね。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

この記事でお伝えした良いことは、すべてアッラー(至高にして崇高な御方)からのもの。
至らない点や間違いがあったとしたら、それは私の未熟さによるものです。

ここまで読んでくださったあなたにとって、何か一つでもプラスになることを祈っています。

Aya

アッサラーム アライクム
(あなたの上に、平安がありますように)

当ウェブサイトで扱う内容は非常に奥深く、専門家の方々が長年研究を重ねている分野です。共有している情報は、あくまでその広大な知識への入り口として、私自身の学びを元にまとめたものです。
もし内容に間違いなどお気づきの点がありましたら、コメント欄などで参考文献を添えて、優しくご指摘いただけますと幸いです。

なお、ブログ内で使用している敬称については、こちらのページで詳しく解説しています。

【イスラム入門】六信五行をわかりやすく解説! (5) (1)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
Aya
シドニー在住 日本人ムスリマ
学生時代の留学がきっかけで改宗。
ブログ「イスラムのとびら」では、イスラムの奥深さやムスリムのリアルな暮らしを発信しています。
この場所が、あなたにとって新しい気づきと出会う“とびら”になれば嬉しいです。

お気軽にご連絡ください

コメントする

目次